床の仕上げは何がいい?⑪(水回りの床は?)

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さて。
昨日までは、木の床材として、
フローリングについて、いろいろとご紹介しました。

フローリングがいいです。
って、もし思って伝えたとしても、
どのフローリングがいいのかって、人それぞれ。

その一つの素材のセレクトにも、
どんな家づくり、そして暮らしをしたいのかが、
深く関係しています。

つくり手の○○フローリングがオススメ!
なんて、全く的を得ていませんので、
自分らしいセレクトをしていただきたいです。

おっと。
前置きが長くなりましたが、
今日からは、水回りの床に使う床材について
いろいろお話ししていこうと思います。

まず最初にご紹介したいのは、フローリング。

えぇ?フローリング??
って思われた方がいるかもしれませんね。

木って、なんとなく、水が浸透していきそうです。
確かに、無垢フローリングで、そのままであれば、
そうかもしれません。

表面を透明の膜で固めてしまう塗装であれば、
水が浸透していきにくいのでいいかもしれませんが、
無垢の肌触りが消えてしまいますね。

オイルで仕上げれば、肌触りは残したまま、
水の浸透を防ぐことはできますが、
オイルを定期的に塗る必要がありますので
記憶しておいてください。

ただ。マットのようなものを敷くのであれば、
その辺に気にする必要がないかもしれませんよ。

それと。
フローリングの中でも、シート張りの場合は、
耐水性を意識した製品があるので、
それを意図して選定すれば、木目柄の
フローリングで、LDKすべてを同じ床材にすることも
できますね。

ただ。
木の質感が好き!
ということであれば、シート張りでは、難しいですね。

そうそう。
水回りって、まとめて話してしまっていますが。。

場所によっては無垢材でもよいところも
ありそうです。

たとえば、脱衣室。
浴室から出たところには、マットを敷く方が多いでしょうし、
もし敷かなくても、水が付く程度ですので、まだよいです。

キッチンであればどうでしょう。
キッチンだと、水だけでなく、調味料や食材なんかが
落ちる可能性もあるので、なかなか厳しいかも。。

なので。
水回りの床に、木を採用したい。

場所ごとに、いろいろ考えながら、
設計士さんとも相談しながら、決めていく。
それがよさそうです。

明日、フローリング以外の素材についてです。