基礎パッキン

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基礎パッキンには2種類あります。
①通気パッキン
②気密パッキン
の2種類で、使い方=基礎・床下へのアプローチが変わってきます。

通気パッキンの場合は、従来通りの基礎へ通気をさせるタイプの基礎パッキンで、昔ながらの通気口という形式よりも効率的に・ネズミや虫などを防ぎつつ基礎への通気を可能にします。また通気口の場合は基礎の開口部補強など甘い場合も多くクラックの発生しやすい箇所になってしまうため、現在では基礎通気をする場合は通気パッキンを利用することが多いです。 この場合の断熱としては、床下に断熱材を敷き込む形になります。

気密パッキンの場合は、基本的に基礎に通気を促しません。通気をしない前提で、基礎の立上がり部分に断熱材を張ることで、基礎断熱をする形になります。

個人的には、基礎はこれまで気密できない=湿気がたまり土台を傷める、という形のため出来る限り通気を促すのがベターでしたが、現在は気密パッキンで基礎の空気が動かなくすることができるようになった、のであれば湿気の原因になる通気自体させない方が安定するのでは?ということで気密パッキンを採用することが多くなりました。 ご参考までに。