建て替え計画や実家リフォームなど、既存の状態を改善したり実家を建て替えるという計画の際に考えておくべきポイントと過ごす目的意識を大切に。

ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

住まいの設計は建築+生活の知識と知恵が大切。

※アイランドキッチンからの眺め・居場所を心地よく感じるレイアウトに風景との距離感も大切に

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す

暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

結婚やご出産、

実家の老朽化などで「実家を建て替えて住む」

という選択肢を選ぶ方も増えてきています。

実家の建て替えを検討される代表的なケースと、

実家を建て替えるときに

知っておくべきこと。

実家の建て替えを検討される

2つの代表的なケース。

家族構成や家庭の状況によって

異なるかと思いますが、

建て替えを検討しているという方は

参考までにご一読ください。

土地購入後に家を建てる新築とは異なり、

建築費用以外に必要となる

2つの大きな費用について・・・・・。

建て替えは土地購入費用が掛からないことが

大きなメリットと言えますが、

建て替えならではの

費用が必要となりますので、

参考までに。

実家の建て替えで一番多いのは、

どなたも住んでいない、

使われていない家=空き家のケースです。

住む人がいなくなった家は、

老朽化もぐっと進んでしまいます。

そのまま放置すると物騒ですし、

不審火などの心配や

建物の管理にも気を使います。

また、不法滞在などの

犯罪の温床となるケースも少なくありません。

極端に管理が不十分になった空き家に関しては、

周辺の生活環境の保全を図るために

所有者に必要な措置を取ることを

勧告されるケースもあります。

それでも不適切な状態にある場合などは、

固定資産税の住宅用地特例を

解除することができる法律も施行されており、

実質的な増税を課される可能性もあります。

このような背景もあり、

空き家を放置するよりも

建て替えて自分たちで利用したり、

売却や土地の有効活用をするという方が増えています。

もう1つは、

ご両親がお住まいの実家を二世帯住宅として建て替え、

世帯と子世帯が同居するケースです。

古くなった実家の建て替えと、

子世帯の家、

2軒をまとめて建てられるので、

予算を抑えられることが大きなメリットとして挙げられます。

お子さまが生まれた場合も

ご両親に援助してもらえたり、

育児の手助けになることも

嬉しいポイントとして考える方も居られます。

また、高齢になったご両親が遠方にいると、

何かあった時のサポートが

遅れるなどの心配ごとも増えてきます。

二世帯住宅を建てて一緒に住めば、

いつでも様子が分かるので安心という考え方です。

ご両親が高齢に差し掛かっている方は、

建て替えによる二世帯住宅も

視野に入れた検討がおすすめです。

ただし、世代による生活習慣の違いには

注意をしないといけません。

二世帯住宅の場合は、起床や就寝時間、

食事の内容など、

生活リズムの違いによる不満やストレスが

発生しやすい傾向にあります。

そのため、

キッチンや玄関を2つ設けるなど、

お互いが不満やストレスを溜めずに済む

プランでの間取りづくりが大切です。

二世帯住宅を検討する際は、

単世帯での住宅建築やリノベーションよりも

ご家族全員でしっかりと話し合い、

全員の要望を程よくまとめた家づくりが

特に重要必要だと念頭においていただければと思います。

ご家族だけでは要望をまとめきれない場合や、

意見が合わないこともあります。

そういったときのことを考えて、

ある程度計画期間を長期的に考え

余裕のある環境で

家づくりを進められることをおすすめします。

余計なお世話かもしれませんが

費用的な部分ですが、

建て替えの場合、

既存建物の解体費用が必要です。

大よその目安は建物の床面積1坪あたり

5~7万円程度と言われています。

ただし、この金額はあくまでも目安で、

建物の立地条件(高低差や道の広さなど)や

建物構造によっても金額は異なります。

他にも築年数がい建物で

アスベストが使用されている場合や、

庭の樹木や外構の塀などの撤去も必要な場合は

別途処理費用が必要となります。

費用について

プラスして考えておく内容に

引越し費用と仮住まいの費用も存在します。

空き家の場合は必要はありませんが、

人が住まわれている建物を建て替える場合は、

注意が必要です。

一般的な住宅ですと、

解体から新居完成まで約7~8か月程度かかるため、

その期間中は仮住まいが必要となってきます。

そのため、

あらたな敷地での住宅新築時の引越しは

通常では新居へ移るときの1回だけですが、

仮住まいへの引越しが必要な場合は、

最大2回の引越しが必要となり、

費用も2倍必要です。

また仮住まいの家賃も家づくりの予算として

考える必要があります。

大規模なリノベーションの場合も同じです。

土地を購入しての新築とは異なり、

建て替え等の場合は特に上記2つが

大きな費用として必要です。

それでも土地購入費用が浮くメリットは

大きいというケースもあります。

個々の事情により

そのあたりのメリットデメリットも

考慮する事は大切です。

とはいえ、

一世帯住宅より二世帯住宅の方が

建物のボリュームは大きくなり、

キッチンや玄関ドア、

浴室(バスルーム・お風呂)や

洗面化粧台などもプランによって増えるため、

建築費用自体は一世帯住宅(単世帯住宅)よりも

高額になるケースがほとんどです。

そのため、リフォームとの比較も

必要になるかもしれません。

リフォームのメリットは

予算に合わせたプランを組みやすいという点です。

しかし、リフォームでは基本的に

柱や基礎などの骨組みとなる「構造躯体」を再利用するため、

建て替えと比べて別の視野が重要にもなります。

昨今の地震を考えてもわかりやすいですよね。

リフォーム・リノベーションと比較をする際は、

費用だけでなく

これからこの場所でどのくらいの期間住むのか?

ということも含めて、

検討することが大切です。

メリットがたくさんある実家の建て替えは、

土地を新たに購入して家を建てる案と合わせて、

選択肢の一つとして

検討されることをおすすめします。

住宅新築費用の大きな部分を占める土地代金が浮き、

予算を他にまわせることはとても

魅力があります。

また、古くなったからといって

実家を放置しておくと空き家として

固定資産税が高くなる可能性もあります。

それぞれのケースに合わせて、

家づくりの価値を丁寧に考える事。

暮しの空間は様々な価値を生み出します。

暮らしの持つ価値を紐解き

丁寧な暮らしの環境を設計するように。

暮らしの空間、

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