和室ってあった方がいいの?①

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日までは、坪単価のお話しでした。
気になる方が多いせいか、反響がすごくありました。

家づくりって、予算とのバランスはすごく大事。
なので、しっかり向き合って決めていってくださいね。

さて。
今日からのお話しは、「和室」についてとなります。

昔ながらのご実家で暮らしてきた方であれば、
玄関の近くに、和室というか、「座敷」って言われる
空間がある方も多いのではないでしょうか。

何を隠そう、私の家にも、玄関入った先に、
8帖の和室があります。

今でこそ、横にあるリビングと一体で使っていますが、
その昔は、常に独立していて、静かな感じ。

来客があれば、そこに通して、そこでお話しする。
とても特別な場所になっていました。

子供のころ、そこで遊んだりすると、そこはダメ!
なんて怒られていたので、もったいない部屋だななんて、
子供心に思ったりしてました。

そもそも。
子供が遊ぶと、障子に穴が開いたり、
畳のイグサが擦り切れてしまったりするので、
ダメだったんでしょうけど。

戸建て住宅の場合は、そんな感じでしょうけど、
もしかして、分譲マンションで生まれ育った方であれば、
きっと、少し違いますよね。

LDKの脇にあって、床がフラットでつながっている。
リビングと和室とは、引き戸で仕切られていて、
普段は開放していて、来客が使う時には、閉じる。

来客用の座敷というよりは、来客の宿泊スペース
といった使い方だったのではないでしょうか。

マンションの場合は、来客を和室というより、
リビングへ通して、おもてなしする流れかなと思います。

いずれも、畳敷きで和室ではあるんですけど、
その部屋の役割が違います。

それでは。
みなさんは、マイホームをつくるときに、
和室はつくりたいと思いますか??

実は。
和室というか、畳敷の部屋をつくる方って、
私のお付き合いするお客様ですと、半々くらいです。

そもそも使わないから、その分、リビングを広くしたい。
来客に泊まってもらったり、子供を遊ばせて置きたいので。

実は。。
いわゆる座敷として、来客をおもてなしする。
そんな役割で、和室をつくる方は、すごく少なくなってます。
(ゼロではありませんよ)

では。和室をつくる方が、
どんな役割の場所として、どんな風につくるのか。
その辺を、明日以降でご紹介していきたいと思います。