アルミサッシの見込み寸法

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アルミサッシの見込み寸法について、サッシュでは障子の寸法が強度やガラス納まりより障子見込みが決定され、それを設置する枠もそれを納めた寸法+雨仕舞いやピポット納まりなどの適切な枠形状を加味することである程度必要な寸法が決定されます。
既成アルミサッシュでは70,100などの一般寸法が採用されます。
これは原則一品生産品のスチールなどの製作物建具の場合でも、枠にロール物のすでに曲げ加工済みの枠などを流用するケースが多くある為、特に他に決定要因が無ければ80,100,130などの一般流通品の寸法体系を採用する事が無難で合理的あると言えます。
一般にはマンションドアは80が多いですが上級品には100もあります。

ちなみに一般の寸法オーダーの鋼製ドア(主に防火ドアなどの重量ドア)は通常枠見込みは100以上です、ホテル・マンションドアや軽量鋼製ドアなどの出来合いの既成寸法商品などの場合、ドア厚も普及品は36mm以下が多く、ドア寸法も所定寸法があらかじめ決まっており、意匠モールや耐震ドアなどで無い限り枠見込みが80などで強度や防音性の性能を満足する場合がほとんどです。しかし枠を大きくするとコストUPですので検討して可能な限り小さくしていると言う事です。