サンクンリビングのデメリット

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サンクンリビングのデメリット

サンクンリビングとは床レベルをLDK一律の高さで計画するのではなく、
リビングのみ一段下げて、くぼみを設けた部分をリビングとした計画です。

落ち着きのあるリビングとなりますが、段差があることで気を付けないといけない部分もあります。

・ダイニングテーブルの椅子足の転落、転倒
ダイニングとリビングが隣接する場合、ダイニング側のテーブルおよび椅子の脚と段差の生じている框ラインとの距離をある程度確保しないと、椅子を引いたときリビング側への転落の恐れがあります。間取りを計画する、又は家具選びの時点で気を付けるべき点かと思います。

・荷物を持ち運びながらのサンクンリビングへの昇降
持ち運ぶ荷物の大きさによっては足元が見えにくい状況も日常生活で発生することと思います。その場合、段差の位置関係の意識との誤差により転倒することも考えられます。

・幼児の転倒
子育て世代となる家庭では、幼児の転倒も気にかけた方がいいかもしれません。
おとなに比べて段差の比重が大きく転倒するとケガに直結します。

・ほこりがたまりやすく目立ちやすい
他のフロア高さに比べてくぼんでいるため、ほこりがたまりやすい。また、くぼんだ部分では座位で過ごすことも多いと思います。必然的に床に視線が近づくのでたまったほこりが目につきやすくもなります。