パントリーの広さについて(続き)

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日に引き続き、パントリーについてです。

ドア2本分の収納量で十分!

という方向けには、畳1帖広さでもOKというお話でした。

(奥行の条件付きですが)

いやいや。

もっと、たくさん必要なんです!

という方にはどうでしょうか?

そんな時は、まずは、こちら。

ご覧の通り、可動棚を確保していくことです。

こちらの場合は、棚の奥行を45cmくらいまではOKです。

ただし、引き出し代わりになる籠は必要ですね。

そうでないと、奥のモノが取り出しにくいので。

この可動棚が片側であれば、通路を考えて1.2m幅、

両側であれば、1.65m幅あるといいですね。

例えば。2帖であれば、両側にドア2本分なので、

合計4本の可動棚が確保できます。

後は、間取りに合わせて、どんどん大きくしていけば、

思い存分収納量を確保できます。

でも、よく考えてみると。。

可動棚が増える分、籠をたくさん用意しないといけないですし、

どこに何がどうあるのかが、わかりにくくなったりします。

可動棚って、自由度が高いのですが、

しっかり管理できる方でないと、結果、煩雑になるかも。。。

それであれば、設計当初から、考えておいて、

ある程度、固定してしまうのも一つです。

こちらは、全体にカウンターを確保して、

よく使うモノたちを、カウンター上に配置。

それ以外のストックについては、

上部や下部に分割しておいています。

パントリーだからといって、棚ばかりでなくてもよいと思いますよ。

どんな使い方をするのかで、いろんな形があってもよいと思います。

それと。

ある程度の広さがあるようでしたら、

もっとシンプルな方法があります。

何だと思いますか??

家具屋さんで買ってきた食器棚等を置くということ。

パントリーに?

はい。その通りです。

パントリー内部なので、コスパ重視の家具でいいですよね。

それに、家具であれば、引き出しとか、扉がついてますから。

籠を買ってきたりする手間が省けますよね。

逆に。。

この家具を置くので、その広さ確保してください!

なんて、依頼の仕方だっていいと思いますよ。

自分らしく使えるパントリーを考えてみてくださいね。