クローゼットドアは折れ戸がいい?

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日も相変わらずですが。

とある家づくりの打ち合わせへ行ってきました。

午後打ち合わせした打ち合わせの際、

収納の扉について、お話する機会がありました。

クローゼットのドアをどんなタイプにするのか。

よく見かけるのは、一枚目の折れ戸です。

両側にスッキリ折りたためて、クローゼットの中身を

一気に見渡せるのは、とてもいいところ。

今日はどの服にしようかなぁ。

なんて、考えたりするのが好きな方にはピッタリ。

あーでもない。こーでもないって。

そういったシーンを想定すると、この折れ戸が多い理由も

理解できそうです。

ただ。

折りたためるのはいいのですが、両側にたまったドアの

厚み分、有効が小さくなりますよね。

ドアが両側に固定されたりしていると、

両側数センチが使えず、家具の引き出しが引っかかったり。。

といいつつ、家具の配置を工夫すればクリアできますね。

それと。

折れ戸自体、引き戸や開き戸に比べると、動き方が複雑なので、

力のかけ具合によっては、壊れやすかったりします。

もちろん。

ずっと丁寧に使っていただければ、こちらもクリアできそうです。

クローゼット=折れ戸というわけでもありません。

引き戸だって候補になりますよね。

こちらの事例は、2枚の引き違いで、少し小さめですが。。

引き違いの場合は、扉がどちらか半分に残るので、

折れ戸のように、一気に中身を見渡すことができません。

でも。

扉として、動きはシンプルなので、壊れにくいですね。

それと。

引き戸の場合、壁から出っ張ってこないこともポイントです。

折れ戸は、出幅は小さいながらも、扉の幅分は前に出てきますから。

もしかして、部屋がミニマムで、できるだけ有効を広く取りたい。

そんな場合は、引き戸がいい選択になると思いますよ。

採用の際、気を付けたいところがっもう一つ。

扉の厚みが、折れ戸に比べて倍になるので、

その分、奥行を確保しておかないと、服がはみ出たり。。。

ご注意くださいね。

それと、こちら。

そうなんです。扉なし。

潔すぎです(笑)

昨日のお客様も、子供部屋のクローゼットは、

扉なしでよいですよとのことでした。

その趣旨は、部屋を少しでも広く感じたいからなのですが、

別の意味でもよいかもしれません。

全ての子供がそうという意味ではありませんが、

ドアの使い方が、ラフになることも。。

なので、思い切ってドアがないというのもいいと思いますよ。

もし、どうしても隠したくなったら。

ドアではなく、カーテン設置すれば問題ないですから。

カーテンの方がササっと操作できて、壊れにくく、

邪魔にもならない。

ということで最高のクローゼットドアなのかもしれませんね(笑)

クローゼットに折れ戸。

当たり前でもないので、いろいろ考えてみるとよいかも。

自分の暮らしに最適なセレクトをしていけるといいなと思います。