囲炉裏

ユーザー 南俊治建築研究所 南俊治 の写真

囲炉裏は、現代人には見慣れない火を囲んで食事をしたりコミュニケーションできる場が創出できるとても魅力的な建築手法です。

しかし現代の住宅において囲炉裏を設置しようとする場合、注意するべき点がたくさんあります。それは排煙・換気・防火になります。

煙に関して;
今の住宅は機密性の高い為、室内では一酸化炭素中毒の心配があります。したがって、今の住宅に囲炉裏を設置した場合は、窓を開けて換気する方法と、十分な換気設備設置した換気方法が必要になります。また、気密の高い部屋での一酸化炭素も気になる所ですので、検知できる設備もあると安心できます。

換気設備に関して;
換気扇による強制換気が一般的ですが、囲炉裏を使う時期は寒い時期になりますので、給気設備からの冷たい空気を入れたくない場合は、熱交換型の換気設備があるといいです。

一酸化炭素の検知

一酸化炭素を検知できる警報器などありますので参照するといいです。

囲炉裏のつくり方
現代の住まいに囲炉裏を作る前に、家の中で火を使用する為、法的な縛りがあることを知らないといけません。建築基準法では、薪ストーブ・暖炉・囲炉裏に関して、不燃材の内装仕上げについて「告示」を出しています。その為、新築の木造家屋の場合、木造2階建ての1階に囲炉裏を作ると、火気使用室となる為、台所同様の内装制限が適用されます。