片流れ屋根の勾配

ユーザー 桑原建築設計室 桑原 廣 の写真

片流れ屋根を選択するには、いくつかの理由があります。屋根構成をシンプルにして、屋根面の納まりを簡単にして、雨漏りの危険を減らし、材料も節約できます。また、樋も1カ所でよく、雨水の排水計画が簡単になります。
逆に、集中により、雨水の量に対応する必要があります。次に、
第1種高度地区の規制に対して、屋根のボリュームを最大限に確保出来ます。屋根裏等をとることが出来ます。参考写真は勾配5/10です。良く屋根勾配は
切妻などで、4/10が使われますが、建物の幅が狭いときに、屋根裏を
確保するには、片流れが適しています。勾配が緩いと、屋根裏空間が
少なくなり、勾配がきついと、風圧等の影響を受けやすくなり、
構造補強が必要です。
屋根勾配には、それぞれメリット、デメリットがありますので、
専門家に相談してから判断してください。