旗竿地にビルトインガレージの家

ユーザー TAM建築設計室 新井敏洋 の写真

旗竿地の旗竿部分にビルトインガレージを設けた実例です。
35年ほど前に北道路約170坪の敷地が道路部北敷地、旗竿南敷地に分割され北部分の新築工事を宮脇檀建築研究室で設計担当し、独立後その後の改修・メンテナンス、クライアント長女ご夫妻の住まいなどをご依頼いただき、丁度20年ほど経過したときに旗竿南敷地をご購入、現在のお住まいを二女ご夫妻が引継ぎ、新築のご依頼をいただきました。

旗竿巾は2.4mほどしかありませんでしたので、敷地分割線を多少変更し、既存住宅部分も最小の変更を加えました。
設計はビルトインガレージ2台がご要望でしたので、新築本体+旗竿ガレージという形となりました。

本体と旗竿ガレージは一体とするとバランスの悪い形です。
また、ガレージ部は短辺に耐力壁がつかないためコネクター工法としました。
本体とは構造を切り離しクリアランスを取り納めております。

工事後5年ほどして、このガレージより二女夫妻の住まいに入れるように改修工事を行いました。
丁度良い機会だったので既存部の構造計算を行い柱金物補強を行いました。
一般的な旗竿巾2m強ではとてもビルトインガレージは不可能かと考えます。
3m強程度であればと思いますが、隣地との離隔が取れないため、隣家の了解、壁の施工方法、メンテナンス方法等十分考慮してのクライアント説明が必要です。

実例は、
https://tamworkroom.jp/HYS.html
ご覧ください。