床下暖房は後付けできるか?

ユーザー 岩間誠治一級建築士事務所 岩間誠治 の写真

床暖房には、電気式と温水式があります。
温水式はガス給湯器等と連携して使われます。特徴としては温水を流すチューブを前面に敷きこむことにより温めるため設置時の厚みが発生します。
電気式の床暖房は1ミリもない厚みのシートが発熱体となるため設置時の厚みはほぼありません。
後付けとする場合、既存の床をはがして行えばどちらのタイプの床暖房も採用できる可能性がありますが、解体費用等も掛かってきてしまいます。
また、床暖房は敷きこむ下地の断熱性も床暖房の効き目に大きく関係してきます。
床断熱のしっかりされている床の場合は、既存の床の上に電気式を敷きこみ仕上げ材となる新たな床を上張りしていくことが可能です。その場合、扉の足元等の取り合いにも注意が必要です。
床断熱がされていない場合は、できれば新たに断熱材を敷きこんだうえで床暖房の施工を推奨します。そのため、床仕上げの厚みが大きくなるため床の解体を行ったうえでの設置が好ましいです。

どの案にしても、既存の作り等の状態が大きく関係します。また、設置場所の形状等も関係するため調査検討が必要となります。

リノベーションに伴い床暖房や断熱改修も行っています。
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