真鍮をインテリアに取り入れる!

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

ミニマルなデザインの玄関周りです。

床は、モルタル金ゴテにしたかったのですが、

ヘアクラックのことを考えて、モルタル調のタイルにされました。

正方形でなく、長方形で、できるだけ目地を少なくすることで

モルタル仕上げにしたような雰囲気を演出できました。

上記しましたが、モルタル金ゴテ仕上げの場合は、

クラックのことをしっかり理解して採用してくださいね。

(必ずクラックが入りますから)

実は、今日の話のポイントは、そこではないんです(笑)

一枚目の写真をご覧になって、目がいくポイントがありますよね。

そうなんです。

ブラケット照明ですね。

手前の壁の上の方に取り付いています。

繊細な部材で構成されていて、とても上品なデザインです。

こちらは、主要メーカーの照明器具ではなくて、

お客様が手配された製作もの。

デザインもさることながら、興味深いのは、その色。

そう。

真鍮なんです。(色というか素材でしたね)

全体と馴染ませたいのであれば、クロームやガラスのような素材を

セレクトしそうなところですが、どちらかというとアクセントとして

採用されているんです。

海外で、数年前に真鍮が人気になっていましたが、

ここ最近、周りでも真鍮が好まれて採用されるようになってきました。

特に、こちらのお客様は、別の場所の照明にも、

同じく真鍮のブラケットを採用されています。

この色合いは、取り入れ方を間違わなければ、とっても上品になります。

(ただ、一歩間違うと、ビックリするくらい、すごいことになったりするので

注意が必要ですけど。。。)

これだけ周りが、プレーンに仕上げられているので、

いいアクセントとしてフィットするのは、当たり前かもしれませんね。

別の家づくりの現場で採用されているスイッチ。

こちらも真鍮ですね。

全体像は、また別の機会にお見せしますが、

こちらも、周りは、しっかりと押さえ目な色合いになっているので

このスイッチが、とてもいい存在感を醸し出しています。

ちなみに。

このスイッチは、トグルスイッチといって、レバーの上げ下げで

スイッチを入り切りします。

アンティークな印象があって、この色合いとも相性がよいですね。

実は。

こちらの家でも、いくつか真鍮の照明器具があったりします。

お客様が探してこられた支給品なんです。

先ほどの家のブラケットも採用を検討されていたそうです。

時代の感性が好む色合いって、時代によって変化していきます。

その空気感は、しっかりと感じて、取り入れていけるといいですね。

ただし。

取り換えの効く範囲がいいのかなと思います。

家って、長い期間暮らしていく場所ですから。

そうそう。

こちらは、とある家づくりの現場のワンシーン。

基礎が出来上がっていて、コンクリートが固まるのを待つための

養生期間中になります。

来週には、土台が現場に入ってきて、再来週には、

いよいよ建て方となります!

とってもユニークなカタチをした家なので、

大工さんを悩ませてしまうかもしれませんが、

すごく楽しみです!