十里木山小屋の塗装改修

ユーザー TAM建築設計室 新井敏洋 の写真

十里木山小屋が完成して丸6年です。

十里木アトリエの増築を機会に外壁等木部のDIY塗装を行います。

外壁の南面で日の当たるところはシルバーグレーに変色、西、北面はまだ生地色

です。東面は屋根流れ下となっていて雨がかりとなり、少々の黒カビ、木部腐朽の始まりが見られます。

塗装は当初と同じキシラデコールやすらぎという生地色で行います。

フォレステージという乾きの早いタイプとしました。

雨の多い山の小屋づくりでは塗料の早い乾きはとても大事だと実際に作業してみて実感します。

アトリエの上棟時には建物の洗いです。

手持ちの家庭用高圧洗浄機を使います。

ノズルを洗浄面に近づけると木材など柔らかいものは容易に傷つきます。

南面のシルバーグレー化はまだ表面のため高圧洗浄で削り取りました。

削りとり表面は毛羽立ちますが、サンドペーパー掛けで落とします。

外壁は貫材でもともと安価な材料です。

アトリエの構造金物確認時に購入床下換気口を取付てペーパー掛けを行いました。

塗装は、週末の2日間が前日好天で木部の乾燥が見込めるため曇り晴予想で決行です。

テープ付養生シートは施工が便利です。

軒裏は色変化、カビ等もなくとてもきれいです。

軽い洗いを行い1回塗装です。

外壁は2回塗り、撥水しています。

木部色変化の少なかった洗浄・ケレン・塗装後北面です。

木部がシルバーグレーになってきた洗浄・ケレン・塗装後の南面です。

足場は、大工さんたちの手持ちで融通しあっているため早めの返却が出来ました。