道路側の外構ってどうするといい?

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

ひと昔前、道路と敷地の境界線といえば。

目隠しとなる植栽や、ブロック積んで目隠しフェンスというスタイルが

多くみられました。

ひと昔といいましたが、もちろん、今でもそういう外構ってありますよ。

ただ。

ここ最近は、駐車場の確保をするという目的もありますが、

フェンス等がないオープンな外構計画が多くなってきました。

車の出し入れも楽ですし、狭苦しい感じがないのは魅力です。

そもそも。

大きな敷地の中に、ちょこんと家が建つという場合でなければ、

オープンな外構になってしまうのは、自然かもしれませんね。

先日、お客様と話題になったのは、車の盗難について。

朝気が付いたら、車がなくなっていた。

すごくビックリしますよね。

実際、友人でも、ランクルやプリウス、クラウンなんかを

盗難された経験があったりします。

オープンな外構ですと、車さえ動いてしまえば、

その可能性は高くなりますよね。

車の前に、シャッターやゲートなんかがあると、

開閉したり、壊したりするときに、音がするので、

視覚的な意味でも、実用的な意味で、抑制の一つになります。

(とはいっても、完全に防止できるわけでもありません)

それと。

防犯目的だけで、何かを立てるというのも勿体ない。

ということで、一枚目をご覧ください。

狭小間口の家なんですが、道路際に、

コンクリート打放しのゲートを構築しています。

奥の開口は、人がアクセスするための出入り口。

手前の開口は、車の出入りが目的となります。

機能的には、何もなくても成立しますし、

その方が自由度が高いかもしれませんね。

でも。

奥に見えているレッドシダーの質感とコンクリートの質感の対比が

とっても印象的じゃないですか?

それと。車の出入り口には、シャッターが取り付けできるよう

準備がしてあります。

見た目にも、しっかりと貢献しつつ、将来の防犯対策にもなる。

そういう意味では、こんなカタチもよさそうです。

ずいぶんとイメージは異なりますが。。

こちらは、道路側に、3mほどの高さの塀をまわしています。

道路からの視線を完全にシャットアウトしています。

ただ、圧迫感というか、威圧感がでないように、

優しい色合いの天然石を採用したり、足元に植栽を入れたりしています。

道路と敷地との関係をどうするのか。

いろんなやり方があるので、いろいろ調べてみてください。

そうそう。

昨日、とある家づくりの現場へ行ってきました。

大工さんが入って、土台を伏せ始めていました。

木の香りがして、何とも心地よかったです。

暑い中、コツコツと工事を進めてくれて、ありがたいですね。

こちらの家。

来週頭には、建て方となります。

今から待ち遠しいです。