集合住宅のエントランス

ユーザー ❨株❩アトリエ Y&R 栗城裕一 の写真

集合住宅のエントランスというお題が以前ありましたので、ちょっと遅くなりましたが、少し書いてみます。
写真は、道路から入る入り口部分です。あまり構えずにさりげなく入っていける衒いのない作りになっています。館名文字も仰々しくなく、取り付け高さも低めにして控えめな品のある趣にしています。入り口やポーチ、中のロビー(ステンドグラスの向こう側)などにはステンドグラスを使用してちょっとした贅沢をしました。

ポーチの見返しです。道路側の窓は高さを抑え低く設え、道路からこちら側が見えにくくなっています。

ポーチ部分です。奥のドアを開けると風除室で、そこに集合のインターフォンがあります。右のステンドグラスはロビーの窓。床は石英岩乱形の割肌のものを使っています。壁は外壁と同じ汚泥をリサイクルした、タイルに砂目地をタイルにかぶせるように使ったもので、全体に柔らかい表情になっています。

風除室です。スリットの向こう側は中庭、その向こうにエレベーター、集合玄関機(インターフォン)があります。右手がオートロックのドア。

オートドアを入って、ロビーを見る。季節の演出をオーナーの奥様が絶えずされていて、入居者に潤いと季節の変化を感じ取っていただいています。ちょうどクリスマスの飾りつけがされています。

中庭部分、ヒメシャラが植わっています。右手奥にエレベーターのドアが見えています。

ロビーの見返し。奥左手が中庭、中庭を過ぎるとエレベーターがあります。