梅雨を目前にした建物周辺の準備

ユーザー 株式会社クレアール 井上英勝 の写真

季節は初夏を迎え、梅雨入りの宣言も聴こえてきました。
平成の後半頃から、6月から10月にかけてゲリラ豪雨という現象が起こり始めました。
その発生の原因はともあれ、建物や敷地周辺、道路等に大きな被害を与えています。

さて私たちに何が出来るか、です。
ゲリラ豪雨といえば、短時間の降雨量。大量の雨水排水への対策です。
まず建物から観ていきましょう。一般家屋の場合、勾配の有る傾斜屋根がほとんどですので、雨水の集まる軒樋とその集水桝を清掃することです。ベランダやバルコニーの排水ドレーンも観てください。落ち葉や枝、髪の毛等と土埃が堆積していませんか?そして竪樋の中もスムーズに雨水が流れるかどうか。
次に竪樋から流れる雨水は敷地内に蔓延します。その雨水が敷地内浸透であれば、浸透を妨げていないかどうか、それとも浸透する地盤が無いかどうかを確認します。近年では、道路に流出させてしまうことが多いと思います。道路に流れた雨水はU字溝等で詰まってしまわないかも確認してください。
この確認だけで、建物は守ることが出来ます。

さらに突風による被害も多くなっています。
外部においてある植木鉢や洗濯ハサミなど、突風により凶器に代わることがあります。できるだけ飛散しないように何かの箱等に居れて保管してください。窓ガラスなどの近くにあると、ガラスを破損させることがありますので、ベランダや庭は、整理整頓を済ませておいてください。
豪雨、台風、自然の猛威に負けないように、知恵を分かち合い安全を確保しましょう。