土地を取得する前に大事なこと

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

ゆったりとした空間ですよね。

名古屋市港区にある、蔦屋書店です。

本を読むもよし。

スタバのドリンクを飲みながら、憩うのもよし。

いろんな過ごし方ができるのはいいですね。

昨日、こちらで、お客様と打ち合わせでした。

周りで、集中して作業している人や本を読んでいる人もいたりするので、

多少、声は控え目でしたが(笑)、しっかりお話できました。

こちらのお客様。

とある土地を取得予定です。

敷地は、名古屋市内の狭小地。

ということで、その敷地に、どんな家が建つのか。

前回、ザクっとした計画でご提示しました。

その計画をもとに、ご夫婦でお話いただいて、

追加でご要望が出てきたので、計画を変更してお持ちしました。

いくつかの御要望をもとにした3つの計画案を提示。

要望をどう反映させたのか、何を重要視するのかで、

間取りの組みあわせが異なることを説明しました。

計画案を比較検討した結果、概ねの方向性を共有できました。

次回、その計画を、しっかりとした図面にした上で、

概算見積を作成する流れとなります。

その結果があれば、資金計画が概ね掌握できて、

正式に、土地の取得が可能になります。

土地を取得するためには、直観ではなくて、

こちらのお客様くらいの検討は最低必要です。

土地を取得してから、真剣に考えればいいやなんて。。

以前、実際にそういったお客様がいらっしゃいました。

私のところにご相談にいらしたのですが。。

建物の予算が1500万円ほどで、諸経費を想定されておらず。

借入も追加できないし、自己資金を入れてもその金額。

土地を取得前に、建築サイドのプロに相談できると

回避できたかなと思います。

話は戻りますが。

昨日のお客様の敷地は、周囲が家に囲まれています。

北道路で狭小地なので、南側に空地が確保しにくくなります。

そこで、光を取り入れるため、ちょっとした吹き抜けを

御提案しています。

こんなイメージです。

ちょっとした広さなのですが、これだけの明るさが確保できます。

実は、この家は、2階のLDKフロアに、大きな窓がなく、

この吹抜けだけから、光を取り入れています。

それでも。

これだけの明るさ感があるので、日常生活に支障はありません。

狭小敷地の場合は、平面だけの検討ではなくて、高さ方向の検討も

しっかりしながら、家づくりを進めていくとよいですよ。

狭小住宅の場合、いろんなアイデアが必要です。

狭小地になれた建築家との家づくりがオススメです。