内部のドアや引き戸の決め手は?

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

ミニマルで、スッキリとしていて、かっこいいですよね。

この雰囲気を実現するためのポイントの一つとして、

内部の建具(ドアや引き戸)があります。

こちらでは、壁に色を合わせて、白で統一しています。

しかも。

以前、こちらでもご紹介した枠のないデザインなので、

よりスッキリ見得ています。

よくご覧いただくとわかりますが、取手まで、

白にしているところが、徹底してます。

こんな風に、建具を目立たせることなく、

壁に色合わせして、馴染ませてしまうっていうのは、

建具の決め方として、ある意味、王道の一つです。

こちらはどうでしょう。

建具は、床のウォルナットに色合わせしてます。

色だけでなく、樹種もしっかり合わせてますね。

床に採用した木目に建具の色を揃えるのも、

建具の決め方として、よくあるケースです。

統一感ができますよね。

床と建具トーンや樹種の異なる組みあわせをすると、

想像以上に違和感があったりするので、

統一感を持たせたいのであれば、ご注意ください。

もちろん。

その木目をアクセントとしてとらえて採用するのであれば、

チグハグな感じにならないケースもあります。

こちらの家では、建具だけでなく、造り付けの家具や

ダイニングテーブルまで色合いを揃えて、統一感あります。

こちらはどうでしょう。

奥に見えている、黄色の引き戸。

インパクトありますね。

壁紙にアクセントカラーを使うことはよくあるのですが、

建具にここまでパキッとした原色を取り入れるのって、

実はすごいことなんだと思います。

こちらの家では、奥様の感性がとてもユニークで、

こういった原色の取り入れ方が上手でした。

原色って、よほど注意して取り入れないと、

とても強い色なので、チグハグになる可能性が高いんです。

だからといって、周囲を白や黒にすればよいという

単純なことでもありません。

他素材や色とのバランスが大事だったりします。

こちらの家も、手前にl見えているグレーの壁だったり、

木目の分量だったり、とてもいい関係性ですよね。

こんな風に、建具の色や素材にもいろいろあって、

その取り入れ方は様々です。

馴染ませるのか。

統一感を持たせるのか。

アクセントに使うのか。

適材適所で、採用されてもいいかもしれませんね。