再建築不可物件の住宅ローン

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再建築不可物件は、その規定を満たしていない敷地のことを指します。
ポイントは、

・幅員4m以上の道路に面しているが、接道2m未満の敷地
・建築基準法上の道路に接していない敷地
・道路に接していない敷地

再建築不可物件は、購入のために住宅ローンを組みたくても金融機関の住宅ローンや融資は受けにくいとされています。融資が受けにくい理由は、主に2つあります。

融資が受けにくい理由

1点目は、倒壊しても再度建築ができないという土地であるということです。もしもの場合に所有者は新居を探さねばならず、新居の家賃や新生活の生活費などでローンの返済にも影響がある可能性が考えられます。

2点目は、物件の担保としての価値の低さがあります。不測の事態になった場合、通常であれば土地は担保として売却し、ローンの返済に充てられるものですが、再建築不可物件は換金性の評価や価値が低いのも特徴です。その理由としては、建物を建てることが前提の買主は購入してくれず、必然的に買う人が少ないと見られるためです。