IKEAの家具を採用する時には。。

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

洗面台の脇にある、二つのハコ。

何かの家具だというのはわかりますよね。

こちらは。。

IKEAの家具なんですよね。

設計当初、建築サイドで製作の家具だったんですが、

減額案もかねて、IKEAの家具に変更したんです。

コストは、ビックリするほど安くはなりました。

だからといって、全ての人にそれをオススメできません。

理由は。。

製作するのが結構大変だからなんですよね。

こちらの家のご主人は、そういったことが得意ですし、

好きなんです。

なので、そういったケースに限るか、

家具の製作費用をIKEAに支払うのが得策です。

そうそう。

写真は、家具が製作途中です。

実は、ハコを製作いただいたのですが、設置スペースを

ギリギリで作りすぎて、ハコが収まらないかもということに。

お客様とわたしと現場監督で立ち会って、確認。

ギリギリすぎた棚板をカットすることになりました。

寸法上は大丈夫でも、IKEAの家具が、まっすぐに、正確な幅で

仕上がるとも限りませんので、しっかりクリアランスが必要でしたね。

IKEAの家具は、コスパがよく、デザインもいいのですが、

やはりメイドインジャパンに比べると、精度はあまりよくない。

その辺は、踏まえて、設置スペースにはゆとりを持たせましょう。

いい勉強になってしまいました(笑)

今動いている、いくつかの案件について

法的な扱いを確認するため、確認検査機関へ。

メールや電話でいいんじゃない?

そんなことないんですよ。

やはり、対面の方が、その解釈のニュアンスが

表情から読み取れますから。

別の解釈についても、文面にはできないけど、

口頭では伝えれることもあったりしますので。

昨日も、そういった意味では、

とてもいい情報を入手することができました。

相当前向きに考えていけそうです!

午後、こちらの現場へ。

ちょうど、基礎の上に土台を伏せてくれていました。

規則正しく、格子状に展開する光景が、

なんとも心地よかったです(笑)

この写真の中で、大事なポイントは。。

ブルーの素材についてです。

これ。

断熱材なんですよね。

こちらの家では、基礎の内側に断熱をする方針。

これで、床下が、屋内扱いになるので、

冬場も床下は、冷たくなりにくくなります。

この断熱材。

ちょっと見えにくいのですが、通常設置されるより

かなり安全を見た配置にしてあります。

もっと省略できるんですよ。

でも。断熱のことについて、いろいろ詳しく考えていくと、

ここまでやらないと、効果が減ってしまいます。

せっかくやるなら、徹底しておいた方がよいので。

断熱、気密については、快適さの実現に大きく影響するので、

しっかりしておきたいところです。

ただ。

断熱や気密についての知識や経験値って、

ほとんどの建築家や工務店に浸透していなかったりします。

その知識・経験量によって、惜しい状況になったりすることも。。

その辺は、しっかりと見極めて依頼先を決めることを

オススメします。

家に快適さって、あってほしいですから。