契約前の設計料

ユーザー 桑原建築設計室 桑原 廣 の写真

住宅設計において、よく(デザインしてみてください)と言う
建築主の方がおられますが、それは、ハウスメーカー等に行くと
契約まではデザイン料はもらいませんと、営業の一つとしての 慣習が
あります。そのため、デザインが気に入ってから本格的に 頼むものと
思っている方が多いのではないでしょうか。
日本人は、最初の調査・相談をおろそかにする傾向があります。
また何回でも、無料相談につられ、本当の情報を得ることが出来ない
ことに気づかないことが多いと思います。安易な判断が後で取り返しの
つかないことになります。スマホ時代で、情報が簡単に手に入りますが、
本当の情報は、費用がかかります。
さらに、そんなに簡単にデザイン出来るでしょうか? 敷地、建築条件、
法規等あらゆる項目を 分析しないで、デザイン出来るでしょうか?
※私たちの事務所では、敷地の環境、役所の許認可等の調査、
建築主の御要望のお打ち合わせ等の様々な判断をしていきます。
さらに、1/100の模型、CGで周囲との関係を考えながら 建築主の
御要望を実現して行きます。
確かに、過去の凡例から、適当に選んで住宅のデザインすることは
出来ます。 しかし、それは建築主の真に希望したものでしょうか?
デザインには、最初の分析や、調査が後になってものを言います。
表面上な項目のみで、デザインすると、後で後悔することになります。
※設計は最初の調査・分析が大事です。契約前に、無料で行う、
サービスのような作業に、力が入っているとは思えません。
調査等を先行するならば、別途費用を定めて、費用を支払い、
責任のある報告をしてもらうことが、重要では無いでしょうか?
住宅設計契約を結んでも、気に入らない事があれば、契約を
解除出来ます。住宅の建設には、多くの費用が掛かります。
最初に、十分な準備をする必要があるのではないでしょうか?