建築士に依頼する費用について

ユーザー 三浦尚人建築設計工房 三浦尚人 の写真

通常、建築士に依頼する場合、大きく分けて二つの費用がかかります。 

一つは設計費で、もう一つは工事監理費です。 

設計費は、建て主さんから希望する住まいについてのリアリングを行い、建設予定地での現地調査からはじまり、基本設計、実施設計、そして見積りと工事契約に必要な図面一式作成まで(期間は、最低6ヶ月)の費用とお考えいただければ宜しいでしょう。 

工事監理費は、工事が着工してから竣工引渡しまでの期間(期間は、およそ6ヶ月程度)に工事に必要な施工図面を作成し、定期的に建設現場へ出向いて工事監理を行う費用になります。 

したがって、一般的に設計士に依頼する場合、上記の二つの費用を合わせた設計監理料としていることが多いと思います。設計監理期間としては、最低でも1年はかかります。 

では、具体的に設計監理料の金額についてですが、私の事務所では新築木造二階建て住宅の場合で、原則的に総工事費(施工会社との工事契約時の金額)の10%~12%かかり、構造設計料を含みます。 

この設計監理料は、建築士事務所協会で定められた料率(建築士法の規定)に基づいて算出しています。 

そしてこの設計監理料は、設計と工事の進捗状況に応じて適切な割合の金額を分割でお支払いいただくかたちになります。