視線の抜け

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匿名ユーザー (未認証ユーザー)

住宅を設計していて、出来上がったプランにとても息苦しさを感じる事があります。
感覚的な事ですので、同じプランで息苦しさを感じるかは人それぞれですが。
息苦しいと感じたら、納得のいくまで気持ちの悪い部分を取り払います。

同じ間取りでも建具をガラスの建具に変えてやったり、息苦しいと感じる外壁に透明硝子の窓を切ってあげると、息苦しさが開放感に替わる場合があります。
透明硝子などによって視線を出来る限り遠くへ導いてやる事を「視線の抜け」といいます。

視線が抜けていく部分を効果的に空間に取り入れていくと、閉鎖感=息苦しさが和らいで気持ちのいい開放感を演出できます。
出来れば、その視線の抜けていく先に緑が配置されていれば解放感と潤いを同時に手に入れる事ができます。