傾斜地を生かした家の考え方
投稿日時:
2018-05-24 08:12
モノトーンでパキッとしたデザインの家。
ご覧いただくとイメージしていただけるかもしれませんが、
結構な傾斜地に計画されています。
大きな擁壁をつくって、家を建てるのもよいのですが、
傾斜地をそのまま生かして、階段状に家を
積み重ねていくと、コストも抑えながら、
とってもユニークな家になります。
ずれて重なっていくのですが、
そのずれた部分に、大きなバルコニーができます。
大きな窓を通して、視線がつながるので、
床面積以上の広がりが感じられるんです。
日当たりは抜群で、ロケーションもよい。
実は、こちらの家は、数年前に計画、提案した
アンビルド(建設されなかった)の家なんです。
当時なりに、いろいろ考えた案件でした。
実は。。。
ここ最近、いろいろと考えている家。
それは、傾斜地に立つ家なんです。
家は、階段状に展開していきます。
そうなんです。
当初はアンビルドになってしまいましたが、
そのリベンジで、設計する機会をいただきました!!
しかも。。
この敷地。
当初に比べると、法規制が厳しい。
第一種低層住居専用地域。
第一種風致地区。
10m高度地区。
宅地造隻規制区域。
等々。。
マニアックな用語が並びますが、
これら、どれをとっても、ハードルの高い規制です。
平坦地でも難しいのに、
傾斜地で、この法規制とは。。
正直。燃えますね!
法的な解釈が一般論では済まないことが多いため、
昨日確認検査機関へ、その解釈が正当かを協議してきました。
大きく二つあったのですが、一つはOK
でも一つはNG。
再度計画を調整することが必要になります。
しっかりと検討して、
この敷地に、素晴らしいロケーションを生かした、
豪邸を誕生させようと思います。
気合入れていきます!!