ロフトの活用法

ユーザー アトリエそらまめ 落合晋也 の写真

ロフトを計画に含めた住宅は何件も経験がありますが、計画の仕方によって部屋の活用法が大きく変わる面白い要素の一つだと受け止めています。
計画する建物がコンパクトなお家であればなお一層のことで。
ロフトは天井の高さが1400㎜以下、下階の2分の1以下までの広さであれば法的に計画できます。そのような制約の中でもうまく生かして生活面積の手助けになる提案ができます。
一般的には収納として使い、居室として使用することは認められていません。
しかし、一時的に居室として使用するような計画であれば、住まい手の考え方次第で収納以外の用途としても受け止められるのではないでしょうか。
そのあたりはいろいろな提案を添え、理解いただければ住み手の自由と受け止めてもいます。
計画によっては、下階の居室と含抜け越しに続くロフト空間を計画し、近くに天窓を設け、風の通り道として計画したり、逆に光を天窓より迎えロフト・居室を明るく演出したり。秘密基地のようなとらえ方をする子どもたちは、そこから下の親御さんに手を振る。
上手く空間をつなげることで新たな生活のシーンを生み出すこともできる要素だと考えもします。