建築家が現場へ行くと?!

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は、現場へ行く日。

ついこの間、現場が概ね完了したと思ったのですが、

順次スタートしてきました。

設計というプロセスは、もちろん楽しいんですけど、

二次元の図面が、三次元で出来上がっていく

工事のプロセスも、とっても楽しくて、好きですね。

楽しいからということでもないのですが、

週に一度以上は、現場へ行って、

現場監督、そして、大工や各業者の方と打ち合わせをします。

少し変な話ですが。。。

建築家が現場に来ると大変なんだそうです。

「時々」来て、仕上がったのを見て、

「イメージと違う」なんてことがあるそうです。

「あるそうです」と書いたのは、

私は、そういったことはないからです。

そもそも、事前にある程度イメージしておくことは

建築家の大事な役割なんだと思います。

創ってしまってから、やり直しなんて、

何もいいことないですもんね。

職人さんに失礼です。

何度も何度も、イメージして、頭の中で、

しっかりシュミレーションしておきたいところです。

工事監理は、建築家のとっても大事な役割の一つです。

家創りのパートナーを決める際、

デザインや設計能力だけではなく、

工事監理をしっかりとしてくれる方がよいと思います。

そうそう。話は戻るのですが。

ちょうど、二つの現場が、半月ほどずれて進行しています。

こちらの家では、ちょうど、基礎の鉄筋をくみ上げているところ。

パッとみると、ゴチャゴチャして見えますが、

とってもきれいに、規則的に組みあがっているんですよね。

ちょうど、鉄筋が設計通りに入っているのかを

チェックするタイミングでしたので、じっくりと

すべての箇所を検査してきました。

ちなみに。

鉄筋の検査をするのにも、いろいろポイントがあります。

鉄筋の直径や本数やピッチだけをチェックすれば

いいのではありません。

それを知らないと。。。

こちらの現場はコンクリートが固まったので、

型枠を外したところです。

とっても密に、きれいなコンクリートが打てていました。

後で、モルタルで補修はするのですが、

それにしても、しっかりと打てていることって、

大事ですよね。

私がお付き合いしている工務店の関係者では、

あまり荒っぽい方がいないので、

毎回、しっかり打てています。

安いだけで決めたりすると

その辺のクオリティが保てない可能性もあるので、

それもしっかり注意してくださいね。

工事が順調に進んでいくためには、

建築家、そして工務店の選定はとっても重要です。

しっかりと話を伺って決めることをお勧めします。