縦格子。横格子の使い分け。

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

とある家創りの外観のワンショットです。

屋根が、軒のある切り妻屋根になっている

こともあるのですが、かなり和風な印象ですよね。

でも。

実は、一番効いているのが。。

縦格子なんです。

京都の町屋を思い出させるような

繊細な細さの縦格子にしています。

「和」を強く表現したかったこともありますが、

デザインというだけではないんです。

こちらの面は、ちょうど西面。

なので、夏の強い西日を軽減するという

機能的な側面からも採用をしています。

機能とデザインを両立させています。

簡単そうに見えますが、この格子の太さやピッチは、

図面だけでなく、現地にサンプルをかざして

確認、決定しているほど。

面白いのは、何も根拠がないので、

全く持って、感覚だけで決めたことですかね。

同じ格子でも、こちらは横格子です。

かなり直線的なモダンなデザインの中で使われてること

もあって、先ほどに比べると「和」の感じは弱まりますね。

和をベースにしたデザインの場合、

建具には横格子を採用することもあるのですが、

外観の一部として使うことって、あまりないかもしれません。

そのせいか、和モダンにはよく合いますね。

そうそう。

二つの事例を見ていただくとわかりますが、

最初に事例は透けてて、二つ目は透けてないですよね。

視線を通したいのか、遮りたいのか。

によります。

こういった格子にも、いろんな形があるんですよ。

LIXILのコートラインⅡというシリーズ。

これだけの形があり、それぞれで見え方は違います。

どんなスケール感の中で使うのか。

透かしたいのか、遮りたいのか。

その辺を踏まえて、種類やピッチを決めるといいですよ。

最後に。

こういった格子。

時々、天然木に塗装したものを見かけます。

その場合、数年後に塗り替えする時。

どうしますか??

足場を組みますか????

本物の風合いや変化していく様子を愉しむには

いいのですが、メンテナンスはしっかり予定しましょう。

そうでなければ、アルミを使った材料がオススメです。

カッコよさもいいのですが、実用性も合わせて。

格子のデザイン。

お好きな方は、ぜひ取り入れてみてくださいね。