現場発泡ウレタン

ユーザー 桑原建築設計室 桑原 廣 の写真

建築の外壁断熱の方法は色々ありますが、
従来のグラスウールを間柱の間に、手作業で敷き詰める方法が、
一般的です。しかし、断熱材の切断や寸法により、スキマが空いて
しまい、結露等の問題が生じ易い工法といえます。又、近年増えて
来た工法として外断熱がありますが、工法は優れていますが、
価格等の面で、高価になったり、サッシの納まりが難しくなるなど、
検討課題です。現場発泡ウレタンは、現場で外壁の内側にウレタンを
吹き付ける工法です。スキマが空きにくく、防水にも役立ちます。
しかし、吹き付け前に配線や内壁の下地等を先に工事して、
吹き付け後に下地の変更がしにくくなります。吹き付けの厚さは
30ミリ前後ですので、断熱性能を上げるためには、別に、
グラスウール等を重ねる必要があります。参考写真は、屋根の
断熱を2重にしています。

屋根は2重の断熱材