お客様の視点から現場を見る!

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は、とある家創りの現場打合せでした。

写真は、外壁のサンプルなんです。

今回は、クシで横に引いたような、ライン状のパターンの

外壁を採用します。

色、パターンとも、A4サイズのサンプルで確認はしていたのですが、

工事する職人さんによって、違いが出てしまう可能性が

あるため、少し大き目のサンプルを創ってもらいました。

少し淡めに見えますが、グレージュな色合が、

とてもきれいなんですよ。

凹凸感は、今回のサンプル通りであれば問題なしです。

このサンプルと同じに見えるよう、工事をしてもらうよう

職人さんにお願しておきました。

こういった、言葉や小さなサンプルでは伝わりにくいところは

こんな風に対応してもらうようにしています。

内部では、大工さんの工事が完了して、

仕上げに向けた、下地の調整をしていました。

落書きに見えますが、じつはとても大事です。

壁や天井の下地は、通常、石膏ボード。

ボード同士のつなぎ目をきちんと処理してないと、

仕上げをした際、その目地が見えてしまいます。

なので、しっかりと丁寧な処理が必要になります。

ひと通り見て、

しっかりとフラットになっていることを確認できました。

工事中に、こういった視点でチェックするという

建築家の役割は、とても重要だと思います。

お客様の代理として、創り手側の視点ではなく、お客様の視点から

現場をチェックしていきます。

もちろん。

現場の経験豊富な建築家であることは大前提ですが。。

いつもお伝えしますが、

建築家はデザインすることだけが役割ではないんですよ。