シロアリ対策

ユーザー 桑原建築設計室 桑原 廣 の写真

木造住宅には、いつもついて廻ることですが、日本では、シロアリの
被害が広範囲に広がっています。
シロアリ(イエシロアリ)は、5月から7月ごろ、羽アリが、
飛び出し、新たな巣で、活動することが報告されています。
新築住宅は、基準法で、外壁の1m以内に防虫防腐材を塗布し
なければならない法律があります。しかし、2003年から、
防腐材には、シックハウスの法律と共に、クロルピリホス
(有機リン化合物)を含有したものを使用出来なくなりました。
従来の製品の強力な防腐剤は使用出来なくなりました。
人間に安全なものは、シロアリにも効きが弱い傾向があります。
そのため、住宅のメンテナンスの際には、土台廻りの防虫防腐を
しっかり行う必要があります。
シロアリは、土台や、柱廻りを食べて、強度を落とす恐れがあります。
特に、南西の日当たりがあり、湿気の多い所が被害が報告され
ています。被害が発見されたら、早急に、土台、柱の交換が
必要です。(部分的に補強可)3月~4月にかけ、基礎の水切り
廻りに、シロアリ防腐材の塗布を行うと、効果があります。詳しくは、
専門家に相談をしてください。

部分的に柱交換