北側道路のメリット

ユーザー 桑原建築設計室 桑原 廣 の写真

北側道路の敷地は、一般的には、南側が隣地になります。
メリット、デメリットを述べる前に、敷地の奥行きが大事です。
南側が隣地に接近している場合は、道路の関係はあまり関係無く
なります。南側が3m程度空いている前提に、話を進めます。
北側道路の場合、プランニングする時に、南側に居室を配置して、
北側に、水廻り、や納戸等の収納を配置できます。このため、
隣地だけの目線ですので、部屋のプライバシーを守ることが出来ます。
日当たりも良くすることが出来ます。
住宅地の場合、北側は厳しい斜線制限がありますが、北側道路の
場合、道路斜線なので、緩和される場合が多いです。また、
斜線制限で天井を低くしても、居室でない場合に問題が起こりません。
北側は、日当たりが悪いので、湿気が多くなりますが、道路があると
風通しが良くなります。(寒くもなります)設備の配管、配線も、
北側に水廻りがあれば、距離が短くなり、費用の節減になります。
この写真のように、建物に車庫を設ける場合、北側道路は有効です。