土地選びの失敗例

ユーザー 桑原建築設計室 桑原 廣 の写真

事務所では、土地探しをしている建築主からの依頼で土地の調査を
しています。 数カ所の候補の土地からしぼり、現地に行き、条件等を
精査して調査をします。
この写真は、ある建築主から調査の依頼で現地に行きました。
写真で見るように、日当たり、周囲の環境は大変良い土地でした。
建築主も大変気に入っていました。不動産屋さんと契約寸前でした。
事務所で、役所その他で調査を行いました。この土地は、
都市計画道路が敷地の半分にかかっていました。不動産屋さんは、
契約時に土地の重要事項の説明をしなければなりません。
しかし、今回は、契約時に説明するつもりのようでした。
一般の人が、都市計画道路の意味合いを理解することは難しいと
思います。いつ施工するかわからないのが都市計画道路です。
年月が経ち、塩漬けされた道路は、数多くあります。今回は、
不動産屋さんに申し込み金も支払っていましたが、道路が敷地の
半分かかっているので、断念しました。敷地と道路の関係が
良い都市計画道路もありますので、一概に、敷地に都市計画道路が
かかっているからといって悪いわけではありません。
かかることより、土地価格が下がりことがあります。
専門家に相談して決定してください。