防火区画

ユーザー 清水正勝建築研究室 清水正勝 の写真

防火区画とは建物内部をいくつかに区切って、
火災時に燃え広がらないように耐火構造の壁・床・防火設備等で区切るものです。
区画には4種あり、面積区画、高層区画、竪穴区画、異種用途区画
と呼ばれる区画があります。

面積区画とは耐火建築物の建物の床面積を1500㎡以内ごとに区切るものなどあります。
高層区画とは11階以上の床面積を100㎡以内ごとなどに区切ります。
竪穴区画とはエレベーターや階段、PSなど上下階に一体となった空間を他と区切るものです。
異種用途区画とは飲食店と住宅など用途が違う場合は原則区切ることとなります。
上記区画において、建築物の耐火性や内装不燃などにより、面積が変わることがあります。

防火区画の概要につきましては、上記でご説明をいたしましたが、
内容が比較的ややこしく、、建物ごとに検討を要するものなので、
設計時に専門知識をもった建築家などが検討をします。

住宅につきましては、200㎡を超える3階建ての戸建住宅やマンションを除いては、
特例などもあり、防火区画を検討する建物は少ないように思います。