照明の計画。とっても大事ですよ!

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日、コイズミのショールームへ行ってきました。
 
いろんな家創りに関わらせていただいているのですが、
各々の家創りについて、照明の計画をするのが目的です。
 
照明器具っていうと、部屋の中央にひとつの照明(シーリングライト)を
設置するということをイメージされる方もいらっしゃると思います。
 
もちろん、それも一つの方法です。
 
ただ、私が計画する場合のベースにしているのは、
シーリングライトではなく、ダウンライト(埋め込み)を主とします。
 
主な理由は、二つ。
 
ひとつは、掃除ですね。
埋め込んであるので、掃除の必要がほとんどありません。
シーリングですと、露出しているので、
虫が入ったりするので、大掃除の時に大変ですので。
 
もうひとつは、明るさ感を部屋全体にしたいからです。
中央に強い照明を配置すると中央は明るいのですが、
周囲の壁が少し暗くなります。
 
ダウンライトで分散すると、部屋全体に明るさ感が
広がります。
 
もちろん。
 
いずれがお好きかを伺ってから採用しますし、
部屋によって、使い分けたりもします。
 
夜は、基本的に照明が頼りになりますので、
照明についても、いろいろ考えておきたいですね。
 
 
というわけでは、いろいろ打合せ。
 
各家創りによって、コンセプトが違います。
そのコンセプトやお客様の求めることを想定しながら、
いろんな照明計画を考えていきます。
 
間接照明を採用してみたり。
 
ペンダント照明を採用してみたり。
 
ライン状の照明配置を考えてみたり。
 
 
夜の室内風景を考えながらなので、
愉しいんですよね。
 
 
そうそう。
ダイニングには、ペンダント照明を配置することもあります。
 
最初の写真は、北欧風。
少しくすんだ色合いや優しい曲線が魅力的ですよね。

こちらは、キラキラしたガラスやシャンデリアが中心で、
エレガントな雰囲気。

こちらは、スッキリとしたデザインで、
シックでモダンな雰囲気を演出してくれます。
 
ダウンライトが主体なので、こういったペンダント照明が目立つため、
室内の雰囲気と合わせることが大事なんです。
 
色やカタチ、大きさを体感しながら、セレクトしました。
 
 
わざわざショールームに行く理由。
 
 
それは、カタログではなく、実物を見ながら採否を決定したいことと、
実際の明るさ感を体感しながら、ベースのダウンライトや
間接照明を決定していくためです。
 
何帖だから、これでいい。
 
そんな決め方ではなくて、
この広さだから、こんな配置をして、
これくらいの明るさ感にしよう。
 
そんな決め方をしたいからです。
 
あとで、暗すぎた、明るすぎたでは困りますからね。
 
 
それを体感して、きちんと伝えます。
 
もちろん。
お客様に体感もしていただきます。
 
体感していただくと、いつもそうなのですが、
皆さま、ほんと感覚が違うんです。
 
もっと明るくしたい。
 
もっと暗めでいい。
 
理由はないんです。感覚なんですよね。
だからこそ、照明計画は大事なんです。
 
そういった、ひとつひとつのプロセスを大事にしながら、
家創りをしています。
 
家創りを考えている方は、
ぜひ、ショールームで体感しにいってみてくださいね。
 
愉しいですよ!