2階リビングもアリですよ

ユーザー 設計工房 be with 海野剛 の写真

住宅の中で生活の中心になる場所といえばリビングですね。
1日の大半を過ごすリビングは、居心地の良い場所にしたいものです。

さて、あなたならリビングを建物のどこに置きますか?
1階ですか?   2階ですか?
地下が良いというかたはあまりいないでしょうね。
きっと多くのかたは『1階』と考えるのではないでしょうか。

『明るい庭へ続く居心地の良いリビング♪』

確かに、敷地にゆとりがあり近隣とも適切な物理的距離がとれる環境であれば
素直な選択ですね。

では、狭小で密集した場所にある敷地の場合はどうでしょう・・・・・
1階の場合、良好な採光は難しそうですし、狭小地のため庭もほとんどとれません。
どうしましょう、居心地の良さはあきらめますか・・・・・・・?
 

いえいえ、ちょっと待ってください。
そんな時は2階リビングを検討されてはいかがでしょうか。

2階リビングには1階リビングと比べた場合、次のようなメリットがあります。

① 採光が有利 → 床の位置が1階より高い位置にあるので、
            太陽の光を室内に取り入れやすくなります。

② プライバシーが確保しやすい → 道路に近い場合などは特にそうですね。
                      歩行者からの視線を気にすることなく、
                      開放的な空間が作りやすいです。

反対に、デメリットはどうでしょうか?

① 生活する中でフロア間の上下移動が多い
      → 家事動線の整理・コンパクト化などの工夫が必要です。

② 庭とリビングの結び付きが弱くなる
      → レベル差があるので致し方ないところですが、
        思い切って『庭』を無くしてしまうというのも一案です。

 
一長一短ありますが、敷地の特性を考慮した上で、
居心地の良い生活の中心になる場所を考えたいものです。