リノベーションの効果を可視化する!

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日の午後、半年ほど前に竣工したリノベーションの家へ
お邪魔してきました。

外は、日差しが強くて暑いくらいでしたが、
家の中は、ヒンヤリしていて、心地よい。

こちらのリノベーションでは、
断熱材にセルロースファイバー、床は赤松の無垢フローリング、
壁は、チャフウォール(貝殻を原料とした漆喰のような素材)、
といったように、自然素材がふんだんに使われていることと、
リノベーションでは珍しい、地熱換気システムを導入しています。

どの素材、システムのおかげなのかはわかりませんが、
空気が柔らかくて、とっても心地よいんです。

設計の話や工事の話から、お互いの近況等、
いろんな話をさせていただいて、
とても愉しい時間を共有させていただきました。

昨日お伺いした、もうひとつの理由がこちらなんです。
ちょうど、腕時計の電池くらいの大きさ。

実は、これ。
温湿度計なんです。

とっても高性能なんですよ。

詳しくは、「ハイグロクロン」で検索してみてください。
 
 
実は、こちらのリノベーションで、温湿度を計測させていただいているんです。
 
工事をしていないところ、断熱工事をしたところ(居室、水周り)の三か所にて。
一年間通して、計測させていただいて、
断熱の効果がどの程度あったのかを、目に見える形にしようと思っているんです。
 
リノベーションをする場合、表面だけきれいにするのでは、
快適さを手に入れることは難しい。
 
断熱をしたり、空気を流れを創ることで、ずいぶんと
快適になるのですが、それを口頭だけでなく、
データとして提示できるといいなと思って、始めています。
 
夏のデータでは、ずいぶんと効果があったことが分かっています。
 
一番は、冬の寒さがどの程度になったのかを知りたいので、
今後のデータが愉しみです。
 
リノベーションで、家の性能を上げることは大事なのですが、
その費用対効果を、きちんと説明して、
納得した上でおカネをかけていただきたいんです。
 
それも。
お客様からのアイデアでスタートしているんですよ。
 
お客様から、ほんといろんなことを
教えていただけます。
 
そんな風にお付き合いいただけることに、感謝ですよね。