I-2633、二世帯三世代が仲良く支え合って暮らす家(東京都在住・建設予定地は新潟県)・堤由匡建築設計工作室 堤由匡さん

当サイトの建築家依頼サービスを利用して仕事を受注した建築家にお話を伺いました。
 
案件名:I-2633、二世帯三世代が仲良く支え合って暮らす家(東京都在住・建設予定地は新潟県)

お話を伺った建築家

 

ユーザー 堤由匡建築設計工作室 堤由匡 の写真
東京都板橋区舟渡2丁目34-30 ヒルズセントポール401
090-4600-4732

建築家相談依頼サービスを知る前に困っていたことは何ですか?
 
長い海外生活から戻って来てからの事務所開設であったため、ゼロからの人脈作りをする必要があり、顧客の開拓手段に悩んでいました。
あらゆる方法を試そうと考えていた中で、こちらのサービスを知りました。

建築家相談依頼サービスを知ったきっかけは何ですか?
 
クライアントと建築家をマッチングするサイトをインターネットで探していて見つけました。

建築家相談依頼サービスを知ってすぐに利用しましたか? もし利用しなかった場合はどんなことが不安でしたか?
 
会員登録自体に費用はかからないということだったので、すぐに登録しました。

建築家相談依頼サービスを利用した決め手は何ですか?
 
依頼内容をじっくりと見て、可能性を吟味してから主体的に決めることができることです。

最初に依頼者からはどのような連絡がありましたか?
 
依頼者の文章を詳しく読み込んで、どのような思いでご自宅を建てられたいと考えているのか、依頼者自身の立場になって考えてみた文章を思い切りぶつけました。
その上で、弊社事例を見ていただいて、興味を持っていただいた内容の返信をいただきました。

その後、どんな流れで契約になりましたか?
 
一度、プランとパース、参考事例をまとめた資料を作成し、プレゼンさせていただきました。
内容をすぐに気に入っていただいて契約いただけることになりました。 

どれくらいの期間で契約になりましたか?
 
約2ヶ月くらいです。

依頼者からはどのようなご希望・ご要望がありましたか?
 
風土・地域コミュニティとの共生、気軽に立ち寄れる開放的なスペース、絶景を堪能できること、木の雰囲気が感じられること、ワークとライフの融合、などが施主の要求でした。
そして、最も頭を悩ませたのが、典型的な雪国の切妻住宅ではなく、重層的で複雑な家が欲しいというリクエストでした。

そのご希望・ご要望をどのように叶えましたか?
 
様々な屋根形状のスタディを繰り返しましたが、少し屋根形状に手を入れただけで雪が溜まってしまうことがわかりました。
再度、周辺の建築物を調査していくと切妻以外に片流れの高さを変えて組み合わせた招き屋根(差掛け屋根)がよく使われていることに気づきました。
そこで分節された小さい片流れを様々な方向に向けて重ね合わせ、軽やかでリズミカルな形状を考えました。

豪雪地帯ということで特に工夫された点がありましたら教えてください
 
上述のように、積雪を一度で落とすために、片流れ屋根を組み合わせた招き屋根を採用しています。
また、棟に消雪パイプを設置し、センサーが降雪を感知すると地下水を屋根上に汲み上げて、雪が降り積もる前に流し落とすシステムになっています。

依頼者が東京都在住・建設予定地が新潟県と遠方ですが、設計中の打ち合わせ・工事中の監理などをどうされていたのでしょうか?
 
弊社は現在、東京に拠点を置いていますが、設計当時は広島拠点でした。
そのため、お施主様と密なコミュニケーションを取るため、週一の定例ZOOMミーティングを行なっていました。
工務店とも密なコミュニケーションを取れるように関係を構築し、要所の検査では出張費をいただき、合計10回ほど現場で監理させていただきました。

建築家相談依頼サービスを実際に利用してみて、どんなメリットを感じましたか?

建築家と家を建てるメリットを御サイトで説明いただいているため、お施主様も建築家の職責をあらかじめ十分理解いただいているように感じました。
そのため、その後の流れも大きな問題なく進めることができ、強固な信頼関係を築くことができました。

完成した建物

 

魚沼の招き家