写真撮影:冨田英次
寝たきりの母を介護しながら暮らせる家を建てたい
「寝たきりの母を介護しながら
暮らせる家を建てたい」
とK様は考えていました。
「自分の思い通りにしたい」
と考えていたので
工務店には依頼せずに
設計事務所に依頼すること
にしました。

室内
しかし、
「果たして予算内でできるだろうか?」
と心配していたそうです。
そんなある日、
たまたまインターネットで
建築相談サービスを見つけました。

室内
Kさんは予算を提示して
建築相談サービスの
掲示板に書き込みしました。
Kさんの相談に11社の設計事務所から
回答が寄せられました。
その中に(株)カワイ設計工房の河合さんがいました。

室内
シンプルな外観と自然素材を多用した内装
Kさんから河合さんに出された要望は
- 寝たきりの母のため、福祉施設レベルのバリアフリー化。
- メンテナンスのために敷地四周の空きを確保し、いたるところに設備点検口を設けること
- 家相上の配慮から正方形の平面プランとすること
- ALC外壁とすること
- 3階建てとすること
などでした。

室内
ALCとは外壁建材の種類で
日本語で言うと
「オートクレーブ養生軽量気泡コンクリート 」
になります。
幅約60cmのパネル状になっているため、
窓やドアなどの開口部を
ALCの割り付けに合わせて配置する必要があります。
河合さんも
「開口部をALCに
完全に合わせるための
ディテールが苦労しました。
しかし、それを実現できたので
特徴的な外観と開放的なインテリアを作ることが
可能になったと思います」
と語っています。
また、無垢の杉を床と天井に張り、
しっくいの壁としたため、
においがとてもよいそうです。
寝たきりのお母様にも
とてもやさしい環境になっています。

室内
Kさんは河合さんに設計依頼した感想を
次のように言っています。
「自分の考えがほとんど取り入れてもらえて、
よかったです」

室内
「完成した家で気に入っているところを教えてください」
と聞くと
「シンプルでできるだけ自然素材を使用したことです」
と言っていただきました。
最後に設計者から頂いた紹介文を
そのまま掲載します。
「寝たきりの母の介護をするための
二世帯住宅。
介護のため1階は完全なバリアフリー化を行い、
ストレッチャーで移動できるように動線を配慮。
また、木質と漆喰の質感によって、
長い時間を過ごす居住者に配慮している。
正方形の平面形状とALC外壁が
施主の要望であったため、
開口を全てその割付と同化させることで
特徴ある外観を構成。
ALC+CARE(介護)=ALCARE」

室内
建物概要
建物の名称:ALCARE
敷地面積:315.61㎡
建築面積:65.56㎡
床面積:179.73㎡
主な仕上げ
外壁:ALCt=100 ジョイントV セラスキン吹付
内部
壁:タナクリーム
床:杉無垢フローリング リボス塗装
天井:杉無垢羽目板 リボス塗装

室内

株式会社カワイ設計工房の河合さん
河合政也+株式会社カワイ設計工房
〒558-0041
大阪府大阪市住吉区南住吉2-4-13
http://www.geocities.jp/e12mkawai/

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