■狭小地にバリアフリーの店舗兼住宅
福沢さんは約21坪の土地に建つ
店舗兼住宅に住んでいました。
お母様は車いすでの生活を送っていました。
家造りにあたって
ハウスメーカーでは狭小地に、自分たちが理想とする
バリアフリー住宅を作ることは難しいのではないか、
と思っていました。
また、建築家に依頼することで、
第3者の立場で工事監理をしていただける、
という点はとても魅力だと思いました。
そこで建築家を探し始めたのですが
どうしても敷居が高いというのが悩みの種でした。

外観
ちょうどその頃
建築家紹介センターを見つけました。
狭小地でありながら、バリアフリー住宅を希望していたので、
応募して下さる設計事務所があるのかが心配でした。
しかし、申し込みの流れがカンタンで無料であり
運営者が一級建築士であること
また、サイトの紹介の中にある
「施主と建築士の広場・5つのこだわり」を読んで、
安心して申し込むことができました。

室内
実際に申し込んでみると
8社から資料の提供を頂きました。
「以前から家の建て替えを希望していましたが、
狭小地でバリアフリー住宅となると
ハウスメーカーでの建設に不安があり、
かといって設計事務所といっても見当がつかず悩むばかりでした。
そこで偶然、建築家紹介センターを知り
思い切って申し込みさせていただいたのですが、
想像以上の数の設計士様に資料の提出をいただき驚いています。
中にはホームページを拝見させていただいていた設計事務所様の
資料もあり、直接相談をさせていただくよりも
建築家紹介センターを通して連絡をする、
ということで心の負担が少なくなりました。
応募のアンケートに、「住宅に関する希望」という項目があり、
自分なりの希望を記入させ
ていただきましたが、応募していただいた設計事務所様は、
それらを読んで頂いた上で資料を送ってくださっているので、
安心してコンタクトをとることが出来ました」
と言って頂けました。

室内
■優しくて丁寧な建築家
8社の中から福沢さんが選んだのは天工舎の安井さんでした。
「数名の設計士さんに実際にお会いしましたが、
皆さん親切で、私たちの話を良く聞いてくださいました。
中でも、今回設計をお願いした「天工舎」の安井様は、
施主としてはかなり頼りない私たちを、
優しく、丁寧に対応して下さいました。
本当に感謝しています。」

室内
完成した家で気に入っているところは?
と聞いてみると
「他にもいろいろありますが
建て替えをした以前の家よりも、建築面積は小さくなっているのに、
狭さを感じさせないところです。」
という答えが返ってきました。
■楽に暮らせる家を・・・
8社の中から設計者に選ばれた天工舎の安井さんは
敷地をみた印象をこう語っています。
「付近に公園もある閑静な住宅地にあります。
敷地は間口6m、奥行き12mの東西に長い形状で、
東側に6mの幅員を持つ公道と接しています。
南側と西側隣地には、1mほどの高低差があり、
南側には計画地を見下ろすような形でアパートが、
西側隣地には完成したばかりの住宅が建っています。
北側隣地とは、ほとんど高低差はありませんが、
やはり計画地に接するように住宅が建っています。
そこに築30年近い鉄骨造3階建ての店舗併用住宅が建っていました。」
福沢さんから出された要望は
「介助の必要なお母さまとの生活を、
介助する側される側が共に、楽に暮せる家が欲しい。」
と言うことでした。
■狭小地に建つバリアフリーな店舗兼住宅
21坪という狭小地の中に安井さんは
敷地内に店舗用駐車スペース2台分を確保しながら、
車椅子を利用されるお母様のために、
完全なバリアフリーの家を設計しました。
敷地内に店舗用駐車スペース2台分を確保しながら、
車椅子を利用される御母堂様のために、
完全なバリアフリーの家となっています。
コンパクトな室内には3人乗りのホームエレベーターを設置し、
浴室には介助する側の負担を軽く出来るようにと、
電動式リフトも備え付けました。
就寝時には同じ部屋でご家族が寝られるので、
他の人を起こさぬようにと考慮し、
ベッドサイドに設けた特殊なスイッチは、
寝たままでも手探りで必要最低限の灯りだけを点せるように
配慮しています。
車椅子を利用される御母堂様の為に、
3人乗りの大型ホームエレベーターを設置しています。
建物がコンパクトなため、
本来ならば小型のホームエレベーターを採用したかったのですが、
現在お使いの車椅子が大型のため、
それを利用できるサイズのホームエレベーターを採用しました。
また浴室に関しても御母堂様の入浴の際には、
ご家族の介助が必要なために、
その介助が楽になる事を最優先に考えました。
設計の途中段階までは、在来工法で浴室を造り、
浴槽内に座面の上下する入浴介助器具を設置することを
検討していました。
ですがそれよりも、
もっと楽に介助と入浴が楽に出来る方法を模索し、
結果的にユニットバスに
電動式のリフターを設置することにしました。
室内各所に手摺を設置したり、
店舗から2階の様子を確認できるようにモニターを設置したりと、
細かい配慮は各所に成されています。
安井さんは次のように語っています。
「3層には分かれていますが、家族の気配と優しさを、
何処に居ても感じられるような家を目指しました。
無くしたかった「バリア」とは、
空間の中に生じる凸凹の事ではなく、介助する側とされる側の、
毎日の積み重ねから生まれる「小さなストレス」。
気を衒うことなく、無理をすることなく、
優しく、安心できる建物を造れたと思います。
何よりもクライアントに満足していただけ、
心から安心致しました。
地震の多い伊豆の伊東市ではありますが、
建物はもとより、ご家族の強い絆としなやかな生き方で、
地震などに負けることなく、これからの楽しい時間を、
お過ごし下さることを祈っております。」
主な外部仕上げ・内部仕上げ
外壁:
ラムタサイディング・リペール板 t-15 一部モルタルの上にローラー塗装仕上げ
屋根:
シート防水
室内:
1階店舗床/長尺塩ビシート 壁・天井/ビニールクロス
1階住居床/パインフローリング 壁・天井/ビニールクロス
2階住居床/コルクタイル 壁・天井/ビニールクロス
3階住居床/パインフローリング 壁・天井/ビニールクロス

天工舎一級建築士事務所・安井俊夫さん
■設計者
天工舎
〒250-0042
神奈川県小田原市荻窪314正和ビルみなみ302
安井俊夫
tel/fax 0465-35-1464
URL http://www.k-tantei.com/
※お名前はプライバシーを考慮して、仮名にしております

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